ファイナルファンタジーⅤと言えばこのフレーズ。メインテーマのフレーズだ。
FF5では、このフレーズがモチーフとして色々な曲に散りばめられている。
例えば、オープニングでバッツとボコが森で焚き火にあたっているシーン
第1世界のフィールド
レナのテーマ
誘惑されるときのシーン
脱出シーン
ほんと、いろんな曲で使われている。
第1世界のフィールド曲である「4つの心」はフィールド曲にしては珍しく明るめの曲調で、冒険のワクワクを感じる。風、水、火、土。風が止まった原因を探るべくバッツ、レナ、ガラフ、ファリスの4人が出会い、冒険が始まる。シリアスな冒険ではなく、探検といった雰囲気だ。
それと比べて「幻惑されて」では妖しい雰囲気がすごく出ているし、「脱出!」では今まで当たり前に流れていたモチーフを変形することで、異常事態であることや、焦り、混乱、緊迫感が表現されている。
このように、シーンごとに様々な曲調があっても、同じモチーフを使うことで統一した世界観が演出できるようだ。
他にも、エクスデスがらみのシーンでは極悪そうなフレーズが、悲しい・切ないシーンではレナのテーマのフレーズが用いられるなど、同じフレーズをモチーフとして散りばめている曲が多い。映画音楽のようだ。こういった工夫があるからこそ、ファイナルファンタジーの音楽がゲームの世界にうまく溶け込んでいるのだと思う。
メモ
- 同じモチーフを散りばめることで統一した世界観が演出できる
- モチーフやリズムを崩すことで異常であることを表現できる
てなわけで、次回は「4つの心」について、音楽素人ながら少しずつ分析をしてみたいと思う。